「職務の分離」とは?
不正やミスを未然に防ぐため、利害が対立する職務(申請と承認、発注と検収など)を同じ人が一人で行わないように分離する管理策です。
1人の担当者がすべての工程を担ってしまうと、意図的な不正はもちろん、単純な確認漏れも見逃されやすくなります。
ただし、人数の少ない組織ではすべての職務を完全に分離することが難しい場合もあります。
その場合は、承認を上長が行う、定期的に第三者がチェックするなど、代替の統制方法を取り入れることが認められています。
重要なのは、形だけの分離ではなく、実際にチェック機能が働く仕組みになっているかどうかです。
職務分離が形式だけにとどまっていないかを確認するには、実際の業務フローを図に書き出し、どの工程で誰がどのような操作を行えるのかを可視化してみるとよいでしょう。
特に経理・購買・システム管理者権限の付与など、金銭や重要データに関わる業務は優先的に見直す価値があります。
